公益財団法人NSKナカニシ財団

NSCについて

代表理事ごあいさつ

この度、当財団設立5年目を迎えるにあたり、現役奨学生と奨学生卒業生の交流の会、NSC ( Nakanishi Scholarship Club)を設立しました。

このNSCの目的は、現役奨学生と奨学生卒業生の皆さんに、交流の場とともに、学びの場、刺激の場を提供することです。人は自身の成長過程において、また人生をより豊かにするために、時に切磋琢磨できる同志、夢を語り合える仲間、悩みを相談できる友人・先輩等が必要だと思います。そういう出会いと交流をNSCを通して行って貰えたらと考えています。

NSCの主体は現役奨学生と奨学生卒業生の皆さんです。そのため、NSCの会長と副会長には、奨学生卒業生になってもらい、企画してもらいます。初代会長として、第一期生の青木暢先生(長崎大学卒)、初代副会長として、第二期生の渡部準也先生(東京医科歯科大卒)にお願いすることになりました。

コロナ禍が収束した暁には、NSCの会員を一同に集めた会合を開いたり、セミナーや交流会等有益なイベントを継続的に開催していきたいと考えています。

イベントの第一弾としまして、10月に、当財団の理事であり東京医科歯科大の歯学部長、副学長を歴任しました田上順次名誉教授にWEBINERで講演して頂く予定です。詳細は追ってNSCのサイトでお知らせします。

皆さんと直接お会いできることを心より楽しみにしています。

公益社団法人NSKナカニシ財団
代表理事 中西 英一

会長ごあいさつ

当会の会長を務めさせていただきます長崎大学出身の青木暢と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

NSC会長の役を任され、栃木県鹿沼市にあるナカニシ本社を訪問させていただいた時の事です。新宿から新鹿沼に向かう列車の中、同じくNSC副会長を任された2期生の渡部先生と初対面しました。隣の車両にいるとの事で、車掌にお願いして図々しくも渡部先生の隣の席に移動しました。そこから小一時間、様々な話で盛り上がりました。臨床研修の様子、研究のこと、海外の歯学部生との交流、今後のご自身のビジョン、ナカニシ財団奨学生にはこんなに柔軟に考え行動する人がいるのだと知りました。

全国には29の歯学部があるそうです。ご存知のように、歯学部同士の交流は活発ではありません。歯学を学んでいる同世代の方々が、学生時代や卒業後に、それぞれどのような想いを抱いて突き進んでいるのか知る由もありません。私はそれが知りたいです。渡部先生との出会いのように、もっともっとワクワクしたいのです。

これまでは他のナカニシ財団奨学生に、どのような人たちがいるのかを知る方法がありませんでした。NSCの発足とともに開設された本ウェブサイトが新しい出会いと交流の糸口となる事を願います。

簡単ですが、ウェブサイト開設の挨拶に代えさせていただきます。

会長 第一期生 青木 暢
長崎大学
2020年3月卒業
ベル歯科医院勤務

副会長ごあいさつ

副会長を仰せつかりました、渡部準也と申します。歯科の発展に高い志をもった全国の学生や歯科医師が交流し、新しい刺激を受ける場としてのNSC(Nakanishi Scholarship Club)の設立にあたってお話をいただき、是非参加させていただきたいと思いました。

歯科学は解剖学、免疫学、理工学、薬理学、衛生学など多様な領域にまたがる学問で、歯科医師としての活躍できる領域も広く、奥深いものであると考えています。一方で、活躍できる領域が広いがゆえに、歯科医師としての方針の選択に迷ってしまうという部分もあるのではないでしょうか。
歯科という共通の土台をもって様々な領域で活躍する仲間や先輩から刺激を受けることで、自らの進路の選択や専門分野に生かしていくことができる場面は多いと確信しています。

また、新型コロナウイルス感染症が蔓延するなかで、当たり前に存在していた仲間と交流する機会は少なくなってしまったと思います。NSCの会員の皆様にも、逆風にまけず積極的にNSCにて交流していただきたいと思います。

NSCが出身大学、年齢、専門分野といった枠組みにとらわれず、歯科の発展に貢献していくことができる幅広い交流ができる場となることを心から願っており、また私自身がその一助となれるように頑張りたいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

副会長 第二期生 渡部 準也
東京医科歯科大学
2021年3月卒業
東京医科歯科大学歯科臨床研修医